225

6月~9月に出来た新築は欠陥が多い!
2017/06/02 10:25

不燃材未施工の手抜き工事

ビス打ち不足の壁を検査

非破壊検査による断熱材検査
暑い季節の到来ですね。

私たちも暑いですが作業する職人さんも暑いです。

プレカットされた構造躯体や室内ドアなどは、工場生産品ですので現場で組み立てますが、それ以外は、今でも職人さんの手造りです。

この暑い季節になると、建築現場は、風通しが悪く暑さで劣悪な環境になります。

当然、現場で作業する職人さんも、暑さで集中力を欠きます。

猛暑の季節に建築された物件を建物診断しますと、何らかの手抜工事やミス工事がある欠陥住宅を数多く発見します。


【暑い季節に多い欠陥事例】

1.石膏ボードのビス打ち本数不足の手抜工事

>解説
クロス(壁紙)の下地のビス打ちの本数が規定よりも少ない。
例えば、本来、ビスを12本打たなければならない石膏ボードの壁が半分の6本しか打っていない手抜工事。
建物が完成するとクロス(壁紙)で隠れてしまい一般的には発見することが不可能です。

>問題点
ビス打ち本数が不足すると、耐震強度で大切な耐力壁が設計上の強度に満たなくなります。

>建物診断と対応策
金属探知機やネオジウムマグネットなどを使用した非破壊検査を含めた建物診断を実施することにより完成物件であっても発見することが可能です。
契約前に発見したのであれば、その物件の購入は、辞めた方が良いと思います。
契約後に発見したのであれば、売主に指摘して、クロスを剥がしてビスを追加で打って頂きます。


2.天井裏の不燃材未施工の欠陥住宅

>解説
法22条区域や準防火地域というエリアに建築されれている新築の建売住宅は、火災の際に延焼し難くするために、ユニットバスの裏側や小屋裏の外壁の裏側にも防火のために不燃材(石膏ボードなど)を貼らなければならない規定になっています。
しかし、完成してしまうと見ることのない、天井裏などの不燃材を施工していない手抜工事が増えます。

>問題点
建築確認検査機関の完了検査では、天井裏を検査しませんので、このような30分耐火の不燃材が未施工の手抜工事を発見できませんので、防火違反の欠陥住宅に気付かずに引き渡されている新築が数多く御座います。
火災の延焼が早い建築物となり人命にかかわる重大な手抜工事と言えます。

>建物診断と対応策
ユニットバスの点検口や居室天井の点検口から小屋裏を必ず確認して不燃材の施工状況を目視で確認が必要です。
契約前に発見した場合は、その物件の購入は、辞めた方が良いと思います。
契約後に発見した場合は、売主に指摘して、売主側の手配でユニットバスや天井裏を解体して不燃材を施工する工事を行なって頂きます。

3.雑な工事や凡ミスもあります

・給排水管の接続ミス
・電気配線の接続ミス
・断熱材施工のミス
・クロスの貼り方が雑
・階段やフローリングの施工が雑
・キズや汚れが多い
等々

暑い季節は、職人さんも集中力を欠きますので、以上のような手抜やミス工事が発生しやすいので、新築分譲住宅を購入する際には、十分に注意して内覧する必要が御座います。

ゼロシステムズでは、一般的な住宅診断を超える非破壊検査を含めた本格的な建物診断を無料で実施していますので、是非、お声がけください。

関連リンク
http://www.0systems.com/index-m01.html